カテゴリ
以前の記事
2020年 07月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 07月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 09月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2013年 12月 2013年 10月 2013年 08月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 メモ帳
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2013年 06月 05日
加茂中学校職業講話 平成25年6月4日
鳥取県西部中小企業青年中央会 第38期 教育対策検討委員会 委員長 白石博昭 皆さん初めましてこんにちは。私は浜河崎団地で「しらいし設計室」という建築設計 事務所を経営しております、白石博昭と申します。今年で41歳になりました。ちょう ど中二の皆さんのお父さんお母さんくらいの世代になると思います。僕自身も3人の子 を持つ父親です。上から5年男子、1年男子、年中女子になります。こんなかに同じ団 地の子もいますかね 。僕の同級生のお子さんも何人かいると聞いております(笑) 何を隠そう私もこの加茂中学校の第13期の卒業生であります。加茂小時代は加茂ファ イターズでセカンドの万年補欠でした。なにせ中一で139cm33kgの激チビでした。 今ではこんなデカイ体になりましたが、いまだに自分はチビという感覚がなかなか抜け ません。これホントです。中学では軟式テニス部に所属し部活に明け暮れました。加茂 ファイターズ時代の悔しさをバネに、それでも米子市3位にはなりました。学力もさほ ど良くなかったですが、何を勘違いしたか「僕は浪人してでも米子東校に行く」と決め ていました。教育熱心だった10年前に亡くなってしまった婆ちゃんの「博昭はやれば できる子だから」の洗脳の賜物だったと思います。たまたまその年米子東校の受験者数 が508人-合格者500人=8人しか落ちない、という幸運に恵まれ何とか進学でき ました。東校では硬式テニス部に入部、三年の時はインターハイにも出場できました。 もちろん成績は下の下、理系185人中180番なんて成績でした。まーこれは部活を やっている奴のよくある言い訳みたいなもんですから、決して良い子の皆さんは真似を しないでください。その後、運よく大学受験に失敗しました。なにせ現役の時受けたの が鳥大と島大の農学部。ほんと受からんでよかったと心から思ってます。 その時はもちろんショックでしたけどね。専攻科で一浪後、明治大学理工学部建築学科 に合格。大学でもテニスに明け暮れ4年間過ごし、地元の一条工務店という住宅メーカー にUターン就職。5年働いて一級建築士の資格もこの時に取得しました。仕事終わって から夜間資格を取る学校に2年通いました。それから何を血迷ったか、米子市内の建築 設計事務所に転職。ここだけの話年収半減しましたよ。よく転職許してくれたなと妻に 感謝しております。そこで7年修行し、35歳で独立。独立と言えば聞こえはいいです が、ほぼクビ(解雇)のような突然の出来事でした。2人目の子供が産まれたばかり だったのでその時は凄く焦ったのをよく覚えています。でも「やるしかない!」と腹を 決め、それから気づけば操業7年目のシーズンに突入。お陰様で忙しい日々を過ごさせ て頂いております。 さあ前置きはこれくらいにして、今日は皆さんに3つだけ大切な事をお伝えしたいと思 います。 一つ目は「人にはたくさんの使命(役割)がある」という事です。先程言いましたよう に僕自身も、設計事務所の経営者であり、愛する妻の夫であり、可愛い子供たちの父親 であり、白石家の長男であり(お墓を守る、白石家の血を絶やさない)、テニスコーチ であり(サニーテニス、テニスの普及)、西部青年中央会会員(自己研鑽、地域貢献) であり、加茂小PTA執行部(親として地域貢献)であり、なんちゃってトライアスリ ートであり(体力アップ、今年も皆生TSリレーの部出場)、薪割り集団ランバージャ ックス米子(自らエネルギーを作る)の代表であり、米子建築塾のメンバー(建築を通 して街を豊かにする活動)であり、米子市民(生まれた町を愛する)であり、・・・と 一人何役も演じ分けております。じゃーみんなの使命は何か、と言われても今はまだ わからないかもしれません。中学の時、まさか自分がこんな風になるとは思ってもみま せんでした。皆さんひとりひとり全部違います。皆さんの変わりは世界中探してもどこ にもいません。それぞれの使命は少しずつこれから出来ていくと思います。その使命は 必ず世のため人のためになります。何より自分自身のためになります。 二つ目は「これからの選択について」です。先程の「使命」ともかぶってくる部分はあ りますが、それらはほぼすべて自らの「選択」で決まってきました。白石家の長男って 部分は避けようのない「運命」でしたが(笑) 「選択」というと少し難しく聞こえるか もしれませんが、要するに「どっちかを選ぶ」という事です。道歩いてて右行こうかな 左行こうかなと迷い、こっちの方が近道だからこっち行こう、ってのも立派な選択です。 そして選択するうえで大切にしてほしい事、これまた3つあります。 一つ目は「した後悔よりしなかった後悔の方が何倍も大きい」ということです。好きな あの子に告白すればよかった、なんてのは人生最高の後悔でした。勉強だってそうです。 今、皆さんには自由に勉強する時間を与えられてます。同じようにゲームする時間、 遊ぶ時間もですがね。 そこで皆さんに質問があります。皆さん勉強っていつまですれ ばいいと思いますか?・・・・・残念ながら、答えは「一生勉強」です。 そしてなぜ勉強しなきゃいけないか?それは勉強が「人生を選択していくうえでの幅を 広げてくれる行為」だと思っているからです。社会人になると本を読む時間すらなかな かありません。僕自身今でこそ本を読みまくっていますが、恥ずかしながら正直高校卒 業するまでに読んだ本は「野口英世」という物語のみ。本はいい。ぜひみんな本をたく さん読んでください。話は戻って、あの時面倒くさいからやんなかった、とか失敗する のが怖いからやんなかったってこと皆さんありませんか?大人になるとそんな後悔ばっ かりです。多分ここに居られる先生方もこういう後悔をたくさんしていらっしゃると思 います。 でも皆さんは大丈夫です。安心してください!だってまだ中二です。これからその後悔 をしなければいいんですから! 選択するうえで大切な事二つ目は「ワクワク、ドキドキするという感覚を大切にしてほ しい」という事です。今思えば僕は高校受験勉強中、合間を見ては家の間取りとかを考 えていました。楽しかったー。あとひたすらノートいっぱいに意味もなく迷路とか書い てました。自由帳なんかに漫画や絵をかくのも本当に好きだった。それが今の仕事に間 違いなく生きています。部活も楽しかった。試合で勝った時の感動は今でも鮮明に覚え ています。テニスは僕の一生涯続けて行くスポーツになりました。テニスのおかげで妻 とも出会えましたし、感謝してもしつくせません。そして家族や友達と会話して笑わせ たり笑ってるのがほんと楽しかった。コミュニケーション能力も鍛えられました。 選択するうえで大切な事三つ目は「二次情報(テレビ, 新聞, 人から聞いた事)より一次 情報(自分で直接体験経験して感じた事)を信じてほしい」ということです。まだ中学 生の皆さんにこれをいうのはちょっと早いかもしれませんがこれからの人生において凄 く大切な事です。導いてくれる近くの大人がどれだけこういう感覚を持ってくれている かが大きいかもしれません。ご両親や先生がテレビでこげ言っとたけん大事だで、なん て言われたらまず疑ってみてください。これからもうちょっと大きくなってひとり旅で もしてごらんなさい。そこで得た見て感じた事や経験などはかけがえのないものになる 事でしょう。そして、本を読んで感じた事なんかもテレビで言ってた話なんかよりずっ と大切な感覚です。いずれにしても最終的に選択するのは自分です。これから選択して いく時に是非この三つを思い出してみてください。 そして伝えたい事の最後は「家族・仲間・友達を大切にしてほしい」という事です。 人は一人では生きていけません。必ずお互いがお互いを支え合い生きています。家族が いてくれたからこの世に生まれる事が出来きました。大学にまで進学させてもらえまし た。そして結婚し子供が産まれ今の家族のおかげで楽しい毎日が過ごせています。加茂 中時代の友達もかけがえのない財産です。昨日も加茂中の友達がやっているお店の3周 年をサプライズでお祝いしようと企画。夜遅くまで盛り上がりました。いつも会う度に あの時はこうだったあーだったと他愛もない話で盛り上がっています。ありのままの自 分を出せる着飾る必要のない大切な仲間です。中学や高校の同級生の家も何軒も設計さ せて頂きました。僕自身もパソコンの事で困ったら同級生の高川くん、電気の事で困っ たら小坂君にと、いろいろいろんな友達に仕事してもらっています。これまでいろんな 人生の悩み相談にも乗ってもらいました。本当に家族や仲間・友達には心から感謝して います。以上が伝えたい事の3つでした。 最後に・・・今日はこのような貴重な時間を作って下さった山本校長先生、そして僕が 加茂中時代から当時加茂中の先生でありバスケ部の顧問で昔からカッコよかった伊木教 頭先生はじめ、担当の後藤先生ほか調整して頂いた先生皆様方、本当にありがとうござ いました。 そして話を最後まで聞いてくれた中二の皆さん本当にありがとうございました。 地域の経済団体として、地域の大人として、子の親としてできることは何か?を日々考 えています。そして今のところの結論は、皆さんのような子供たちに「地域のため家族 のため自分のためにと一生懸命働いている大人の姿」を伝える事、「あんな大人のなり たい」と思ってもらえるような生き方をする事ではないかと確信してます。それが地域 のためになり、子供たちのためにもなり、もちろん何よりも自分自身のためなります。 地域の暑苦しいおっさん代表として皆さんに今日話した様なことをこれから中学生のみ んな伝えて行くことが僕の使命であります。そして中学生のみなさん、なんか暑苦しい おっさんがなんか暑苦しい事言っとったなーくらいで覚えてくれたら光栄です。 これからの皆さんには無限大の可能性のある未来があります。 とにかく「今」を一生懸命生きてください。 そして一度しかない人生を思いっきり楽しんでください! 僕は41歳の今が一番楽しい。 正直僕自身は中二のあのころには1mmも戻りたくありません。 悔しかったら早く大人になって下さい(笑) 最後にのちほど先生から一覧は配られると思いますが本の紹介をして終わります。 □絶対に読んで欲しい10冊 ・13歳からのシンプルな生き方哲学 著:船井幸雄 出版:マガジンハウス ¥1200+税 ・学校がアホらしいキミへ 著:日垣隆 出版:大和書房 ¥1200+税 ・フリーエージェント社会の到来 著:ダニエルピンク 出版:ダイヤモンド社 ¥2200+税 ・楽しく稼ぐ本 著:日垣隆・岡本史郎 出版:だいわ文庫 ¥648+税 ・就職しないで生きるには 著:レイモンドマンゴー 出版:晶文社 ¥1400+税 ・独立国家のつくりかた 著:坂口恭平 出版:講談社 ¥760+税 ・明日のコミュニケーション 著:佐藤尚之 出版:アスキー新書 ¥743+税 ・いま地方で生きるということ 著:西村佳哲 出版:ミシマ社 ¥1700+税 ・私の財産告白 著:本多静六 出版:実業ノ日本社 ¥1000+税 ・建築家の仕事 著:アトリエワン、乾久美子、クラインダイサムアーキテクツ ¥1600+税 手塚貴晴+手塚由比、藤本壮介、堀部安嗣 以上です。本日は本当にありがとうございました。
by hiro-shiraishi
| 2013-06-05 12:05
| 思い
|
ファン申請 |
||